2019年6月27日(木) 18:45開場/19:15開演
小金井 宮地楽器ホール・小ホール (1F)
(JR中央線 武蔵小金井駅南口駅前)
■出演:
ハープ 吉野 直子 (イスラエル国際ハープ・コンクール優勝)
※ご案内 足立優司
(小金井音楽談話室ディレクター、いわきアリオス音楽学芸員)
■曲目: ※
NEW!!! 4/26 全曲発表♪
J. パッヘルベル(S. マクドナルド/L. ウッド編)/カノン
Johann Pachelbel (arr. by S. McDonald / L. Wood) / Canon
吉松 隆/ライラ小景
Takashi Yoshimatsu / Lyra Scenes
プロローグ Prologue
ダンス Dance
モノローグ Monologue
ワルツ Waltz
エピローグ Epilogue
G. フォーレ/塔の中の王妃 作品110
Gabriel Fauré / Une châtelaine en sa tour..., op.110
同 即興曲 作品86
Impromptu pour la harpe, op.86
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 休 憩 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
N. ロータ/サラバンドとトッカータ
Nino Rota / Sarabande and Toccata
F. リスト(H. ルニエ編)/ため息
Franz Liszt (arranged by H. Renié) / Un sospiro
A. アッセルマン/ 泉
Alphonse Hasselmans / La source
J. de ラ・プレール/雨にぬれた庭
Jacques de La Presle / Le jardin mouillé
C. ドビュッシー(ルニエ編)/アラベスク 第1番
Claude Debussy (arr. by H. Renié) / Arabesque No. 1
C. ドビュッシー(L. ラスキーヌ編)/ロマンティックなワルツ
Claude Debussy (arr. by L. Laskine) / Valse romantique
■入場料:
全席自由 2,800円、シニア(65歳以上)2,300円、学生1,800円
■主催・お問合せ:
小金井音楽談話室 042-388-8099
E-Mail : koganei-music◎kch.biglobe.ne.jp
(◎をアットマークに変えてください)
※メールにてチケットご予約の方は、お名前と
ご連絡先、枚数をお知らせください。
■ チケットのお取り扱い場所:
・TERAKOYA 042-381-1101
小金井市前原町3-33-32 ※月曜定休
・菊屋文具店 042-381-1379
小金井市本町1-7-6 ※水曜・日曜定休
・セレクトショップゆうすい 042-301-7347
小金井市中町4-14-15(前原坂上交差点角) ※日曜・祝日定休
・ブックスキャロット 042-387-0031
小金井市梶野町5-1-5(東小金井駅北口すぐ) ※年中無休
・小金井 宮地楽器ホール2F事務局(窓口のみでのお取扱い)
■後援:小金井市、小金井市商工会
■企画協力:株式会社 AMATI
※よろしければ、下記のブログもご覧ください♪
http://adieemusic.air-nifty.com/adie_e_music/2019/04/post-639f21.html ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪音楽を身近に――
今回は、日本を代表するハープ奏者の吉野直子さんを「談話室」にお迎えします。吉野さんは、国際基督教大学高等学校(ICU高校)に在籍していた1985年に、ハープの世界で最高峰のコンクールである「イスラエル国際ハープコンクール」で、当時の史上最年少優勝を果たしました。その後国際基督教大学に進学され、人文科学科で美術史の研究を進めながらハーピストとして世界的な活動を続け、これまでに、世界最高峰のベルリン・フィルをはじめとする世界中のオーケストラで、アーノンクール、メータ、ブーレーズ、ブロムシュテット、メニューイン、フリューベック・デ・ブルゴス、小澤征爾など数多くの巨匠指揮者と共演を重ねています。リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドンなど世界の主要都市で数多く行い、ザルツブルク、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、マールボロ、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど、世界の主要音楽祭にも度々招かれて、常に好評を博すなど、真に「世界の一流演奏家」としての評価を確立しています。
その吉野さんが若き日に、私たち談話室のある小金井市にゆかりのあったことは、小金井市や市民の皆さんにとって大変嬉しく、また誇らしいことです。ぜひこの機会に、クラシック音楽を少しでも身近に感じ、楽しんでいただけるように、吉野直子さんのお人柄の一端もコンサートでご紹介しつつ、地域の方がたに新たな音楽鑑賞の魅力をお届けします。
そして、ハープという楽器の持つ可能性と、“癒し”を始めとするこの楽器の多彩なサウンドの魅力についても、最大限にお楽しみいただければと願っています。
音楽を身近に愉しむには、様ざまなスタイルがありますが、私たち小金井音楽談話室は特に、「生で音楽を愉しむこと」の意義を、地域の皆さまにお伝えしたいと願っています。
それは演奏家の息づかいを肌で感じ、「そのときそこにしかない」一期一会の出会いの中で、演奏家と皆さまの双方向で、お互いが想いを伝え、受け取るという営みの中にこそ成立する、かけがえのない時間だからです。また、人と人との繋がりが希薄になっている昨今、日頃よりほんの少し親密な時間を、重過ぎることなく皆さまに共有していただくことで、「地縁」「血縁」に続く第三のご縁=「文化縁」を形成し、災害や非常時に孤立してしまうことを防ぐ、しなやかな「新しいコミュニティ」を築くことにつながると、私たちは考えています。
※ ※ ※
2011年11月より、小金井音楽談話室は事業を開始しました。当時は、東日本大震災直後に完成した「市民交流センター」の取得問題によって、市政全体が大きく揺れていました。その状況の中で、市政に関して見過ごすことのできない問題をいくつも目にしたため、私たちは「音楽」が人の生活にどれほど重要な役割を負っているのかを問い直す意味でも、また、演奏家も、我われ制作者もボランティア精神を最大限に発揮して取り組むことにより継続が可能となる、芸術文化を守る新たな仕組みを試す意味でも、行動を起こすことを決断したのです。
アートに触れることの真の目的は、人の心を癒し、好奇心を喚起することにより、激しいストレスに曝される現代社会における人びとの生活の質「クオリティ・オブ・ライフ」を向上させるこであると、私たちは考えます。さらに現在では、災害時や非常事態に際して人びとの心を護る、ということが加わりました。
東日本大震災の被災地で、いかに「芸術文化による復興支援」の取り組みが大きな力を発揮したことか。福島県いわき市での取り組みから得られた数多くの知見は、現代社会に生きる人たちに役に立つ事実――「人が想像を越えた非常事態に直面した時、最後は人の五感を震わせ、癒し、奮い立たせる力を持つ芸術だけが拠り所となる」――を基礎として、その後も地震、豪雨などの自然災害にさらされる日本各地の状況に心を痛めつつ、非常時への「心の備え」のひとつとして、日ごろから芸術に親しんでおくことを提唱し、この事業を続けています。
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